第001回麻雀道場

孤立牌の優先順位

どうも、益尾治人です。この麻雀道場では、「麻雀のルールはとりあえず分かっている」レベルの人を対象としています。
ある程度打てるような人なら誰でも知っているような内容です。

麻雀における序盤で大切なことは、良形の塔子(塔子→ターツ:23や68のようにあと一枚で面子が出来上がる形。)を作ることです。
具体的には両面塔子(両面塔子:23、七八のように両側に待ちがある形。)です。
配牌で4つの塔子ができている事なんて滅多にありませんし、もしあったとしても辺張や嵌張ばかりになることが多いです。

そして、良型の塔子を作るうえで重要なことが、孤立牌の残し方です。

一巡目
一一三八@CH123337

何を切りますか?

塔子が明らかに足りていません。
打牌候補は八@CH7でしょうか。
では、一つ一つ、塔子ができる可能性を調べてみましょう。

八…六〜九の四種で塔子ができ、七のとき両面になる。

@…@〜Bの三種で塔子ができ、両面は作れない。

C…A〜Eの五種で塔子ができ、B、Dのとき両面になる。

H…F〜Hの三種で塔子ができ、両面は作れない。

7…5〜9の五種で塔子ができ、6、8のとき両面になる。

よって、八、C、7は打つべきでないです。

しかし、@、Hのどちらを打っていいわけではありません。
@の塔子ができる範囲とCの塔子ができる範囲は、A、Bで重複しているのです。
つまり、@を切ってAを引いても、ACの塔子ができるので問題ありません。
しかし、Hを切ってGを引いてくると、そのGは利用できません。

よって、この場合の一つ一つの牌の優先度は、C=7>八>H>@
となります。

今回の重要なポイントは、
@:3〜7>2、8>1、9の優先度を守る。
A:範囲が被っていたら、優先度が低くなる。
ことです。