第004回麻雀道場

降りの重要性

どうも、副代表益尾治人です。今回は降りの重要性について話をしたいと思います。
具体的な降り方はまた違う回に話しますが、その前に今回は抽象論を皆さんに踏まえておいてもらいたいのです。

麻雀において重要な要素は、大雑把に分けると、

「攻めの技術(鳴きの技術も含めて)」
「守りの技術(要するに降りかた)」
「状況判断能力」


要するに、戦うための武器としての攻めの技術。
敵の攻撃から身を守るための守りの技術。
その二つを使うタイミングを決める状況判断能力。
その三つが特に重要と言うことです。

このなかで、初心者のときに最も重要なのは攻めの技術です。
これができなければ先には進めません。
ですが、そこからもう一歩先に進むには、残りの二つが必要になってくるのです。

私の友人に、麻雀を覚えて1年ほどになるのに、
一切降りない人がいます。
その理由を聞いてみると、「降りたら負けな気がするから」ということでした。
彼は、一応ある程度の降りる技術はもっているのです。
しかし、なぜ降りれないのか。

それは、状況判断能力の欠如が原因です。
降りる勇気が無いとも言います。
一見、一切降りないその姿勢は前向きに見えますが、
ただ単に、降りるという決断から逃げているだけなのです。
たとえ振っても、「真っ直ぐ行って振ったんだからしょうがない」といって自分をごまかしているのです。

先ほどの友人の場合だと、「俺は真っ直ぐ進むことによって、次の半荘に向けているんだ」
これは明らかな逃避です。

皆さん、まず降りの技術を学ぶ前に、これだけは覚えておいてください。

降りるための勇気を持ちましょう。

「アガリをのがしてしまったらどうしよう」
などと、弱気にならないで下さい。
降りとは、最終的な勝利にむけての一種の攻めともいえるのです。
もちろん、降りすぎてもいけませんが。
どういうときに降りれば良いかは、そのうち書きます。